三すくみ
3すくみ、三者が互いに牽制(けんせい)しあって、だれも身動きが取れなくなることをさしていた状態。3つの物が、互いに得意な相手と苦手な相手を1つずつ持つ関係のこと。
とくに、じゃんけんや虫拳といった手を使って遊ぶ「拳」がそのたとえとしてあげられます。虫拳は親指を蛙(かえる)、人差し指を蛇、小指を蛞蝓(なめくじ)とし、蛙は蛇に、蛇は蛞蝓に、蛞蝓は蛙にそれぞれ負けるという決まりで勝負を争います。よく言われる話ですが、蛙は蛇を天敵にするというのはわかるかもしれませんが、蛇の天敵がなぜ蛞蝓なのかという疑問が湧きあがります。以前蛞蝓(なめくじ)の分泌液で蛇が溶けるという話も聞いたこともあるけれど、いまいち決定打にかけます。
中国の周時代の書物には「螂蛆食蛇、蛇食蛙、蛙食螂蛆、互相食也」(関尹子、三極篇)と記載されています。この場合、もし三者が向かいあい、蛇が蛙を食してしまうと、蛇は螂蛆に食べられてしまいます。
螂蛆とはムカデのことだそうです。この故事と虫拳が関連しているのであれば、なぜ螂蛆が蛞蝓になったかという疑問がまた浮かびます。あるサイトの見解では”間違って伝わったのでは?”という見方をしていました。
そこで、私も気になり調べてみると室町時代の文献にはムカデの仲間「ゲジゲジ」の文字表記である「蚰蜒」(げぢ)と書いて『なめくじ(ナメクジリ)』と訓読していたといわれます。さらに平安時代にさかのぼり「蚰蜒」と書いて和名「奈女久知」(なめくじ)と書かれているという文献もあったといいます。
当時、「げじげじ」と「なめくじ」が同様な”蟲”に扱われていたのでは?という考えもありますが、この話を聞いて個人的な考えとして螂蛆≒蚰蜒から螂蛆→蛞蝓、3すくみの蛇の天敵は蛞蝓というようになったのでは?と思ったりしました。あくまで個人的な憶測ですけれど....
ちゃんとした意味、伝承もあるんだろうなぁ

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