守鶴
昔話『分福茶釜』のモデルともなった
お話に登場する人物(?)
お寺の茶釜に化けて戻れぬままになった狸が
芸をして、寺に助けるという
昔話『ぶんぶく茶釜』には
実際には元となった逸話があるそうです。
時は、応詠(1394~1428)年間のころ
群馬県館林市にある茂林寺(もりんじ)というお寺に
伊香保からやってきた呼ばれる
『守鶴』というお坊さんがいたそうです
1570年の夏、
寺に大勢の客人を招く茶会(千人法会)が開かれた際、
客人たちに出す湯を沸かす大きな釜がなく皆が困っていると、
守鶴はどこからか一つの茶釜を持ってきたそうです
すると、不思議な事にこの茶釜は
いくらお湯をくみ出しても空にならない。
そこで、守鶴はこの茶釜に「紫金銅分福茶釜」という
名前を付けたといわれます
その後、守鶴は161年間も
茂林寺に仕えたが1587年に
行方不明になったといわれていますから
到底、人のそれとも思えず、後に守鶴のことを
「たぬきの化身」と言う人がたたず、
おとぎ話に発展したそうです
(『今昔百鬼拾遺』より)
なお、キツネがお寺のお坊さんに化けていた
白蔵主(はくぞうす)という妖怪もいるそうです






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